あなたはダメ人間のなかのダメ人間で、まさに神レベルの超絶ダメ人間といってもいい存在です。あまりにもダメ過ぎて、一周まわってスゴいと言われるほどのダメ人間。あなたは民話の「三年寝太郎」のように寝てばかりで何もしないタイプですが、三年寝ているうちに村がピンチになっても眠り続ける根性の座ったダメ人間です。このままだとダメだとわかっていても、あえてダメ人間を続けるようなところがあるのです。確信犯的なダメ人間といえるでしょう。ダメ人間、ダメ人間と連呼しすぎて、私も疲れてきましたが、あなたを表現するには、ダメ人間という言葉が一番しっくりくるのだから仕方がありません。あなたくらいダメになれば、もう立ち直るのは不可能。これからも人からダメ人間と言われながら、堂々とダメな毎日を送ってくださいね。

あなたは結構なダメ人間のようですね。義務と権利でいえば、権利ばかりを主張し、義務については知らん顔をするようなタイプ。社会の害虫といってもいいレベルですが、害虫だって、鳥とかカエルとかに補食されて、多少は役に立っています。あなたは真性のダメ人間で、人の役に立つより、足を引っ張るほうが多いでしょう。自然界でも、働きアリのうち、数％はまったく仕事をしていないサボりアリが混ざっていると言われていますが、あなたはまさにそんなタイプ。ただ、そんなあなたにも存在意義はあります。アリの巣から、仕事をしていないサボりアリを排除すると、不思議なことに今まで働いていたアリのなかから、数％がサボりはじめるといわれています。つまり、あなたがダメ人間をやめても、新たなダメ人間があらわれるだけなので、これからも安心してダメ人間でいてくださいね。

あなたのダメ人間レベルはなかなかの数値をマークしていますね。ダメかダメじゃないかでいえば、間違いなくダメな人です。ただ、ダメ人間レベルが高い人は、人生について達観していて、ダメ人間から立ち直ろうという気なんかさらさらありません。あなたの場合、ときどき思い出したように「このままじゃダメだ！　明日から真人間になる！」などと決意するようなところがあるので、ダメ人間としてはまだまだ甘ちゃんと言えるでしょう。ただ、「真人間になる！」と決意しても、寝て起きたら、また脳がダメ人間モードに戻っていることが大半だと思いますので、ダメ人間の素質自体は高いといえるでしょう。ダメ人間として頂点を極めたいのなら、やる気とか羞恥心なんか燃えるゴミの日に出して、もっとダメな毎日にどっぷりつかりましょう。

あなたは紛れもないダメ人間ですが、ダメレベルでいえば、まだまだ低めです。RPGにたとえると、まだ最初の村を出て、スライムとじゃれあっているくらいのレベルですが、これからダメ人間としてのレベルがどんどん上がっていくことでしょう。ダメ人間のエキスパートになると、RPGでいえば魔王なんて余裕で倒せるレベルなのに、暇にあかしてマックスまでレベルを上げ、「やりこみプレイ」なんて称して、延々と遊び続けます。ゲームを隅々まで遊び尽くしているつもりですが、時間をドブに捨てていることに気づいていないのです。あなたはダメ人間レベルがまだ低いので、ひょっとすると真人間に戻れるかもしれません。とりあえず、これ以上ダメレベルがアップしないように、日々の生活から無駄を少なくすることからはじめましょう。

あなたは自分のことをダメ人間と思っているようですね。それは半分くらい正解です。まだ真性のダメ人間になっているわけではなく、ダメ人間と真人間の境界にいるような状態でしょう。これからダメ人間レベルがアップすると、一気にダークサイドに落ちてしまうので、立派なダメ人間になりたいのなら、友達との約束を破ったり、仕事をズル休みするなどして、カルマを積んでいかなくてはなりません。立派なダメ人間になるには、ある種の才能も必要です。あなたは、人を裏切ったり、惰眠をむさぼったりするごとに、罪悪感を覚えると思います。しかし、天性のダメ人間は、くだらない良心の呵責など持ち合わせてはいません。あなたはダメ人間の才能自体は低めなので、今後もいっそうの努力が必要です。下手にがんばらないように、がんばってくださいね。

あなたはダメ人間をなめているのでしょうか。ダメ人間というには、ダメ度がぜんぜん足りず、どちらかというと社会に適合した真人間といえます。社会的不適合人間になるには真面目すぎるため、ダメ道を極めるのは早々に諦めたほうがいいでしょう。本当のダメ人間は、無意識のうちにダメな行動を次々と繰り出します。人からダメだと言われても、ダメ人間にとってダメ行為は、呼吸をするのと同じことですから、まったく気になりませんし、やめるわけにもいきません。あなたも、ときどき仕事をサボったり、約束事を破ったりして、いっぱしのダメ人間になったつもりでいるかもしれませんが、どこかで良心の呵責がある以上、真のダメ人間とはいえないのです。これからダメ人間を目指しても、辛いことのほうが多いと思いますので、もうダメになるのはすっぱり諦めて、世の中の歯車としてしっかり働いていきましょう。