あなたはイザというときに、まったく役に立たなくなってしまうタイプです｡余裕があるときは、きちんとした立ち振る舞いができるのですが、非常時になると自分を見失うようなところがあります｡情報の処理量に限界があるというか、いろいろな問題に対処しなければいけないような状況では、頭が回らなくなるのです｡日常生活でも、あれもこれもと、やるべきことがたくさんあると、どれから手を付けたらいいのかわからなくなり、フリーズしてしまった経験はないでしょうか｡ちょっとずつでも前進できればいいのですが、フリーズしてしまうと、状況はちっとも進展しません｡今後は、あれもこれもやろうとするのではなく、まず目の前のことに集中するように心がけてはどうでしょうか｡ひとつずつ順番にこなしていくことで、いつかはすべて片付くものです｡焦らず確実に対処すれば、少なくともフリーズは避けられるでしょう｡

あなたはイザというときにアドレナリンがドバドバ出て、実力以上のパワーを出せるタイプ｡いわゆる｢本番に強い人｣だと思います｡ふだんは冴えない一面もあるのですが、非常時になると人が変わったようになり、抜群の頼りがいを見せます｡周囲をグイグイ引っ張っていくリーダーシップを発揮するでしょう｡このタイプは、非常時にメキメキ株をあげますが、その分、なにもない平和なときに損をします｡非常事態なんてそうそう起こらないので、あなたの実力を披露する機会は限られるでしょう｡もしかすると、周囲からは｢パっとしない人｣なんて思われているかもしれませんね｡せっかく実力があるのだから、ふだんからもう少しアピールしてみては?自分で自分に過酷なノルマを課すとか、非常事態で混乱している現場へ積極的に絡んでいくとか、あなたの本能が目覚めるシチュエーション作りを意識してみてください｡きっとヒーローになれますよ｡

あなたはイザというときに浮き足立ってしまい、ふだんの実力を発揮できないタイプです｡たとえば天ぷらを揚げているときに、炎が上がってしまった場合、普通はフタをして消火します｡しかし、あなたは焦って水をぶっかけてしまい、事態を悪化させてしまうようなところがあります｡いや、水どころか、間違って油をかけてしまい、盛大な火柱をあげるかもしれません｡｢さすがに油はないだろう｣という声が聞こえてきそうですが、人間、テンパると、なにをするかわかりません｡緊急対処が求められるシーンで、大ポカする可能性は否めないでしょう｡反射的に行動すると、どうしてもミスが増えるので、まず深呼吸をしてから、次のアクションを考えるのがおすすめです｡深呼吸に要する時間なんて、せいぜい数秒です｡実力そのものはある人なので、どんな事態でも落ち着きさえすれば、たいてい解決できるはずです｡

あなたはイザというときに、メラメラと気持ちに火がつき、事態の収拾に大きく貢献するでしょう｡ピンチになればなるほど頼りになるタイプですが、問題解決を第一に優先するため、ちょっと周囲の人から反感を買うこともありそうです｡ふだんから頭に血がのぼりやすい傾向があると思われますが、非常時ではそれがより顕著に出るものです｡相手が年上だろうが、かまうことなく怒鳴ったりして、空気が悪くなってしまったこともあるのでは?しかし、イザというときに、人間関係のあつれきを気にしていても、問題解決には役立ちません｡多少は失礼な言動があったとしても、あなたの対処法が正しいのでしょう｡今後も、イザというときはキレキレでいいと思いますが、それほど緊急性が高くないときは、キレ度をセーブするように心がけてはどうでしょうか｡そうすることで、あなたの｢頼られ度｣はさらにアップすると思いますよ｡

あなたはイザというときを上手に回避するタイプ｡なんかヤバそうな雰囲気になると、音もなく姿を消してしまう、ちゃっかり者です｡｢逃げる｣というと聞こえが悪いかもしれませんが、処世術としては、｢イザ!｣を回避するのは有効なテクニックのひとつといえます｡もちろん、非常時に実績を残すことができれば評価はアップするでしょうが、失敗すると逆にダダ下がりになってしまいます｡うまく立ち回る自信がない人は、最初から｢逃げるが勝ち｣を狙うのもアリでしょう｡ただし、いつも逃げてばかりいると、周囲から｢肝心なときに、いつもいない人｣として認識されてしまいます｡なんとか乗り越えられる程度の｢イザ!｣には、積極的に絡んでいくほうが、トータルではトクをする場合もあるのです｡これからは｢逃げ｣と｢攻め｣をバランスよく駆使することをおすすめします｡

あなたはイザというときに、人に任せちゃうタイプです｡深刻度が高い｢イザ!｣というときほど、責任を人にパスするようなところがあります｡たとえ自分が責任を被ってでも、なんとか事態を打開しようとする心意気は皆無でしょう｡ちょっと自信に欠けているのかもしれませんね｡サッカーのPK戦のようなプレッシャーのかかる場面では、｢どうぞどうぞ!｣と人にキッカーを譲るような奥ゆかしさがあります｡しかし、世の中の大部分の人は、あなたと同じように、プレッシャーのかかる場面を避けたいと思っているものです｡みんなが｢どうぞどうぞ!｣とダチョウ倶楽部ばりに譲りあった結果、事態を収拾する能力がない人が、矢面にたってしまう…という悲劇もあり得ます｡さらなる事態の深刻化を避けるために、自信があるときは、あなた自身が｢やります!｣と手を挙げてくださいね｡

あなたはイザというときでも、いつもと同じように振る舞えるタイプです｡よく言えば状況に動じず、悪く言えば少し鈍い…といったところでしょうか｡ほかの人が浮き足立つなか、いつも堂々としているあなたは、なんとなく大物感を漂わせる存在です｡ただし、｢イザ!｣と緊張が走ったときは、俊敏な動きが求められるもの｡いつもと同じように、ゆったりと構えていると、｢あの人、実は鈍いんじゃないの?｣なんてツッコミを受けるかもしれません｡落ち着いて緊急事態をさばける人でも、あまりにもマイペースだと、やはり周囲から浮いてしまいます｡イザというときは、それっぽい振る舞いが現場の空気を盛り上げ、一体感を高めるからです｡本当はちっとも焦っていなくても、ときどき周囲に合わせて、なんとなくバタバタしているフリをすれば、イザというときの評価がアップするはず｡面倒くさくても、機敏な動きを心がけましょう｡

あなたはイザというときでも、緊急性を察知できずにスルーしてしまうタイプです｡本当は慌てたり、必死になったりしなければいけない局面なのに、コトの重大性に気づかず、ぼーっとしてしまうところがあるのです｡わかりやすく言えば、ホラー映画で最初に死んじゃうような役回り｡｢ゾンビが襲ってくるぞ!｣とみんなが慌てているのに、｢そんなバカな(笑)｣とかいって餌食になる警察官の役がぴったりな人です｡ただ、イザというときにパニックになって、自ら墓穴を掘る人もたくさんいます｡あなたのように、イザというときに下手に動かないことで、いつの間にか危機が過ぎ去っている場合もあるため、必ずしもマイナス要素ばかりではありません｡たいていのことは、自分が動かなくても、ほかの人が解決してくれるもの｡ひょっとすると、これからもスルーな人生を歩んだほうがトクなのかもしれませんね｡

あなたはピンチになればなるほど、頭が冴え渡るタイプ｡ふつうはテンパってしまい、わけのわからない行動をとってしまいそうになる局面でも、あなたはコンピューターのように合理的かつ冷静に立ち回ることができます｡文句のつけようのない人ですが、チームプレーで｢イザ!｣を乗り切るようなシーンでは、多少配慮が必要かもしれません｡冷静な行動を｢頼りになる｣と思う人もいれば、｢冷たい｣と感じてしまう人もいるからです｡とくに、全員の力を結集しないと乗り切れないような勝負どころでは、｢熱血｣とか｢がむしゃら｣とか、あなたのキャラに似合わないスキルを駆使して、周囲を鼓舞する必要も出てくるでしょう｡外見はホットでも、中身はクールという人が、｢イザ!｣にもっとも強いタイプ｡周囲に熱さを感じさせられるような自己プロデュース力を身につければ完璧です｡

あなたはイザというときに、いろいろと手を打とうとするのですが、考えているうちに疲れて寝てしまうようなタイプです｡危機に立ち向かう意識は高くても、熱しやすく冷めやすい一面があり、だんだんどうでもよくなってくるのです｡このタイプは、とにかく気持ちが冷めないうちに、すぐ行動に移すのがおすすめです｡｢鉄は熱いうちに打て!｣などと言われますが、あなたの場合はとくに冷めやすいので、ちょっと一眠りしてから行動しよう…なんて思っていると、まず確実に実行できません｡いったん行動に移すと、そのままの勢いで頑張れる人なので、中途半端に間を空けないことを心がけましょう｡なんでもすぐに行動するクセをつけたら、イザというとき以外でも頑張れるようになり、もっと人生が充実すると思いますよ｡