あなたは西遊記の主役、孫悟空タイプです。石から生まれた石猿で、三蔵法師と巡り会って、お経をもらいにいく旅に出る…というのが孫悟空の一般的なイメージですよね。でも、三蔵法師と出会う前は、竜王から如意棒を奪ったり、冥界で暴れ回ったり、天界の偉い人をさんざん困らせたりと、まさにやりたい放題でした。あなたも、非常に能力がある人ですが、ちょっと道を誤りがちなところがあります。三蔵法師のような人と出会えれば、大仕事をやり遂げるポテンシャルがあるのですが、単なる暴れん坊で終わってしまう可能性もあり、いかに出会いを大切にするかがポイントになりそうです。尊敬できる人と出会ったときは、変に突っ張らず、思い切って心を開いてみましょう。人生を切り拓くきっかけになるかもしれませんよ。

あなたは黒ブタの妖怪、猪八戒タイプです。「よりによってブタかよ！」とガックリした人もいるかもしれませんが、猪八戒は虎先鋒や万聖公主、南山大王など数々の敵を打ち倒しており、その実力は折り紙付きです。猪八戒タイプのあなたも、やればできる実力の持ち主ですが、ちょっとおっちょこちょいというか、間の抜けたところがあります。猪八戒はもともと天界の元帥で、人間に生まれ変わるはずが、間違ってメスブタの胎内に入ってしまったことで、黒ブタの妖怪になってしまいました。猪八戒のように、ちょっとしたうっかりミスが取り返しのつかない事態を招かないように、あなたも十分に注意してくださいね。猪八戒は最終的に、釈迦如来に浄壇使者と名付けられるまでに出世しました。あなたも紆余曲折ありながらも、いずれ評価される人になることでしょう。

あなたは水の妖怪、沙悟浄タイプです。沙悟浄というと、カッパ風のビジュアルをイメージする人も多いと思いますが、もともとは捲簾大将という天界のエラい役人でした。うっかりミスで、天帝のお宝を壊してしまい、800回もの鞭打ちを食らった気の毒な妖怪です。三蔵法師と出会ったときも、7日に一度、どこからともなく鋭い剣が飛んできて、脇腹を刺されるというドSな罰を受けている途中でした。沙悟浄タイプのあなたも、ちょっと運が悪いというか、不当に厳しい罰を受けるような間の悪さがあります。たとえば、飲みの席で社長の悪口を言っていたら、隣の席にたまたま社長の知り合いがいて悪口が知られることになり僻地に左遷された…なんてこともあり得ます。基本的に真面目な人だとは思いますが、気のゆるみから軽率な行動をとることも結構多いでしょうから、油断しないようにしてくださいね。

あなたは聖僧、三蔵法師タイプです。西遊記の物語では、偉いお坊さんとして描かれていますが、孫悟空や猪八戒など強烈な個性を持つ従者のせいで、どことなく影の薄い存在になっています。三蔵法師タイプのあなたも、高い志を持って日々努力している人だとは思いますが、たまに友達から「あ、いたの？」と言われてしまうような薄めの存在感に悩まされているのではないでしょうか。でも、常識人のあなただから、孫悟空や猪八戒のように傍若無人に振る舞うことはできないと思います。無理をして個性を出そうとすると、本来の自分を見失ってしまいます。西遊記の物語では、三蔵法師は従者に助けられてばかりの弱い存在ですが、最後には大仕事をやり遂げます。あなたも持ち前の真面目さで日々をコツコツがんばっていれば、きっと周りの人が力を貸してくれて、大きな成果をあげられると思います。自分のペースで歩んでいきましょう。

あなたは玉龍タイプです。「玉龍ってなんだっけ？」と首をひねった人も多いと思います。西遊記の物語では、玉龍は三蔵法師の乗る白馬として描かれています。れっきとした龍神の子でしたが、空腹から三蔵法師の馬を飲み込んでしまい、菩薩に白馬の姿に変えられて代わりを務めているというわけ。玉龍タイプのあなたも、「どこの馬の骨だ」と軽視されがちですが、潜在能力はなかなかのもの。きっかけ次第で龍のような能力を発揮する可能性を秘めています。ただ、きっかけをつかまないと、馬の骨で一生を終えるハメになることも…。三蔵法師のような自分を導いてくれる師に出会えれば、きっと人生が好転すると思います。信頼できる先生や師匠的な人をぜひ見つけてくださいね。

あなたは芭蕉扇を操る鉄扇公主タイプです。火焔山の炎を消すアイテム、芭蕉扇を巡って悟空とバトルをするシーンは、西遊記の見せ場のひとつですよね。悟空を長いバトルの末に吹き飛ばし、また芭蕉扇を奪われそうになると偽物を渡して切り抜けるなど、力と知恵を併せ持った強敵でした。牛魔王とともに、三蔵法師一行を悩ませますが、最後は改心して修行の道に入りました。鉄扇公主タイプのあなたも、主役ではありませんが、バイプレイヤーとして周囲を盛り上げる存在感があります。ただ鉄扇公主と同じく、ちょっと頭に血がのぼりやすい面があるので、自分を見失わないようにしましょう。せっかく優れた能力を持っているのですから、ぜひ良いことに使ってくださいね。

あなたは兄弟魔王、金角・銀角タイプです。金角と銀角といえば、紅いひょうたんや七星剣など、5つのアイテムを使って三蔵法師一行を苦しめた強敵。最後は自慢のアイテムを逆手にとられて封じられてしまいましたが、とても印象に残る悪役でしたよね。金角・銀角タイプのあなたも、ヒーローより悪役が似合うタイプ。単純なヒーローではなく、複雑な背景を持った悪役を演じることで、魅力がアップするようなところがあります。悪役といっても、ねっからのワルではなく、きっと性根は優しい人だと思います。金角・銀角も、その正体は天界の童子で、三蔵法師たちを鍛えるために、あえて悪役を演じていました。損な役割でも、すすんでこなす人がいるからこそ、きちんと世の中が回っているのかもしれませんね。