「健康のためなら死んでもいい」――そんなジョークを地でいくあなたは、毎日3食バランスよく食べて、適度な運動をし、睡眠もしっかりとって、きっと毎日を元気にエネルギッシュに生きていることでしょう。本当にすばらしい生活ですね。でも、確かに健康はすばらしいものですが、それを他人に強要しないようにご注意を…。あなたは健康生活のすばらしさを知っているだけに、ほかの人にもそれを広めたいと願っているところが見受けられます。健康生活の強要は、禁煙に成功した人が、つい先日までプカプカ煙草を吸いまくっていたくせに、ほかの喫煙者に「煙草なんて早くやめろよ」というのと同じくらい野暮な行為です。あくまで本人たちの自覚に任せるほうが、人間関係は健康的になるでしょう。

ブランドが大好きなあなたは、物の優劣を見極める目を持つ人です。しかし、何事も行き過ぎは要注意。ブランド品を手に入れること、そのものが目的にならないように注意しましょう。とくに、ひとつのブランドにのめり込む傾向はないでしょうか。ブランド好きをこじらせると、でかでかとブランドのロゴが刻印されたアイテムで全身を固めるなど、かえってダサいファッションになってしまいがち。センス悪いと後ろ指をさされるくらいなら、それほど実害はないと思いますが、下手をすると窃盗団の標的になってしまうかもしれません。ちょっとコレクション癖があるようですので、気をつけてくださいね。

飲み会や旅行の約束があったとしても、仕事の呼び出しがあれば颯爽と馳せ参じる。そんなあなたは、日本の経済を支える、尊敬すべきビジネスマンです。どれだけ働いてもへこたれない体力と、巨大なストレスも跳ね返す精神力を合わせもつスーパーマンでもあるでしょう。でも、あまりに仕事に熱中しすぎるのは危険ですよ。プライベートをないがしろにして、家族や友人、恋人に愛想を尽かされてしまっては、鋼できたあなたのハートといえど、いつか挫ける日が来ることでしょう。ときには、大切な人とのんびり散歩にでかけたり、一人で川をボーっと眺めて頭を空っぽにしたりと、リフレッシュする日を設けましょう。大丈夫！　あなたが一生懸命なことはみんながわかっています。少しくらい仕事を休んでも、誰も責めませんよ。

「読書は心の栄養」という言葉があります。歴史書を読んでは先人たちの智恵を学び、小説を読んでは見たことのない世界に想像の翼を広げ、実用書を読んでは人生に必要な知識や技術を身に付けていく。そんな読書を趣味としているあなたは、とても心が豊かな人であることでしょう。ただし、ハマりすぎは禁物です。二宮金次郎よろしく道を歩きながら本を読んでいれば、交通量の激しい現代では人にぶつかったり、車にはねられたりしてしまいます。また、寝る間を惜しんで読書にいそしんでいると、睡眠不足で体を壊したり、学校や仕事に遅刻してしまうこともあるでしょう。読書は自分のペースでできる趣味だけに、むしろ節度が肝心です。自己管理を行うためのノウハウ本を読んで、自分の欲望を律するようにしましょう。

仲よしの友人や、郷里の級友、会社の同僚など、たくさんの人とつながることができるSNSは、今や日常生活に欠かせない存在。「LINE」、「Facebook」、「Twitter」など、あなたらも何かしらのSNSにハマっていると思います。SNSは便利なコミュニケーションツールですが、あなたは少しハマりすぎの傾向があるかもしれません。「いいね！」の数が私の勲章、リツイートするヤツは大体友だち、既読スルーは許さない……。こんな風に思いはじめたら要注意です。リアルでの付き合いをないがしろにしていませんか？　自分でも問題を自覚しているのなら、ときどき「わざと自宅にスマホを忘れる日」をつくってはどうでしょうか。SNSにアクセスする手段を断つことで、症状が改善されると思いますよ。

あなたは、音楽がなければ生きていけない人ですね。常に装着しているヘッドホンからは、「ノーミュージック・ノーライフ」というフレーズが漏れ聞こえてきそうです。味気ない毎日を、メロディと歌詞で色とりどりに染めてくれる音楽。あなたにおすすめの音楽を尋ねれば、きっとたくさんの名曲を紹介して、何時間も語ってくれることでしょう。しかし、屋外で音楽を楽しむときにはご注意を…。たとえば、音量。ヘッドホンの音を上げすぎて、後ろからやって来た車に気付かずに事故にあうなんてしゃれになりません。またお店では、店員さんの声が聞こえるように、ヘッドホンを耳から外したり、音量を下げたりするようにしましょう。ジョン・レノンよろしく、周りの人への愛を忘れないラブ・アンド・ピースの精神で音楽を楽しめば、あなたの世界はより美しく彩られるでしょう。

この診断では「健康バカ」とか「仕事バカ」といった具合に、特定の分野にのめり込む人の内面を分析してきましたが、あなたにはそういった傾向は見受けられません。いまのところ、大変失礼ですが「単なるバカ」というのが、一番しっくりくる呼び名でしょう。といっても、あなたの頭が悪いと言っているわけではありません。なにか夢中になれる趣味でも見つければ、すぐに素敵な「○○バカ」になれると思います。これから体を鍛えまくって「筋肉バカ」を目指したり、電車に興味を持って「鉄道バカ」になったりと、めくるめくバカワールドをぜひ体験してみてください。バカと呼ばれるほど何かに打ち込めるのは、とっても幸せなことだと思いますよ。