あなたは自分の考えをしっかり持ってる人のようですね。人の意見に惑わされることなく、自分の思った通りに行動できる人です。その一方で、頑固なところもあり、自分が間違っていても、なかなか軌道修正できないような面も見受けられます。
そんなあなたが陥りやすいバイアスは、ずばり「確証バイアス」です。確証バイアスとは、自分が考えていることが正しいかどうかを判断するときに、その考えに沿った情報ばかりに注目してしまう傾向を指します。SNSなどでも、自分の考えや思いに沿う意見ばかりに「いいね！」をして、反対意見はスルーやブロックをする…なんてことはありがちです。ときには、自分とは異なる意見にもふれて、その内容を吟味・検討すれば、思考の偏りをおさえられるだけではなく、考えや行動に深みが出てくるでしょう。

あなたは、楽観的な人のようですね。ピンチになっても「なんとかなるさ」といった感じで、前向きな姿勢で乗り切れるタイプです。その反面、ものごとを深く考えることが苦手で、なんでもかんでも「出たとこ勝負！」で臨もうとする面もあります。
そんなあなたが陥りやすいバイアスは、ずばり「正常性バイアス」です。正常性バイアスとは、非常事態が起こっていても、正常の範囲内だと思い込んだり、たいしたことがないと軽視したりする心の動きを指します。災害が起きたときなどに、正常性バイアスにとらわれて逃げ遅れた…といった例などが挙げられます。日常生活においても、「今度のテストは難しいぞ！」などと先生に注意されていたのに、「どうせいつもと同じでしょ」などと楽観的にとらえていると、自分だけ追試の憂き目にあうなんてことになりかねません。大事なことや深刻なことは、多少悲観的な視点を持つことも大切です。

あなたは、自分が大好きな人のようですね。自分が好きな人は、なにごとにも前向きに取り組め、楽しく人生を過ごすことができます。ただ、あなたは自分が大好きなあまり、「自分に甘く、他人に厳しい」ところがあります。
そんなあなたが陥りやすいバイアスは、ずばり「自己奉仕バイアス」です。自己奉仕バイアスとは、なにか失敗をしたときなどに、状況や他人のせいにしてしまい、自分に問題があることに目が向かない傾向のことを指します。自己奉仕バイアスにとらわれていると、なかなか失敗の本質に辿り着けず、いつまで経ってもうまくいかなかったり、成長できなかったりすることになりかねません。失敗があったときは、つらい作業になるかもしれませんが、自分のマイナス面とも向き合うようにしましょう。

あなたは、人とのつながりを大切にするタイプのようですね。とくに、いつも遊んでいる仲間たちや、昔なじみの人たちとは、強い絆を感じるのではないでしょうか。
そんなあなたが陥りやすいバイアスは、ずばり「内集団バイアス」です。内集団バイアスとは、自分が所属しているチームやグループを好意的に評価し、ほかの集団を低く評価するような傾向を指し、いわゆる「馴れ合い」や「身内びいき」などもこれに類します。リアルな関わりだけではなく、SNSなどにおいても、自分と考えの合うフォロー・フォロワー関係の人ばかり評価して、ほかの人を排除することで考えが偏ってしまうことはありがちです。狭い世界にひたらず、もっと広い視野を持ち、多様な価値観を受け入れることができれば、あなたの可能性はもっと広がるでしょう。

あなたは、なにごとも早合点する傾向があるようですね。ものごとを深く検討せず、表層的なことで納得してしまうようなところがあります。よくいえば素直なのですが、悪くいえば単純で、考察力に課題が残るタイプです。
そんなあなたが陥りやすいバイアスは、ずばり「後知恵バイアス」です。後知恵バイアスとは、その名の通り、ものごとの結果が出た後に、あたかもそれを予測していたかのように「やっぱりそうなったか！」と感じる心の動きを指します。たとえば、スポーツでひいきのチームを応援していて、選手交代が失敗に終わったときなどに、「やっぱりダメだと思っていたんだよ」などと感じてしまうことが該当します。こういった場合、結果が出るまでは期待する気持ちもあったはずなのですが、それをなかったことにしてしまうのです。なにごとも結果論で捉えていては、改善や成長の妨げになります。ものごとの結果を分析するときは、事前にどんな可能性を思い描いていたか、広い視点で振り返るようにしましょう。