あなたは天使の声に影響されやすいタイプです｡たとえば道に落ちている財布を拾ったときに、一瞬「ネコババしようかな…」なんて考えが頭をよぎりますが、心のうちなる天使の声が「交番に届けてあげなよ」とあなたにささやき、善行を積むことができるのです｡天使の声にしたがっている限り、あなたはとてもいい人として、みんなから信頼を集められるでしょう｡ひとつだけ注意したいのは、人間は歳をとるほど、天使の声が聞こえにくくなるということです｡大人になると、正しいことと悪いことの線引きが曖昧になり、「ま、いいか」で済ませてしまいがちなのです｡また、悪いとわかっていても、目をつぶらなければいけないこともあるでしょう｡こうなってしまうと、天使の声はなかなかあなたに届きません｡もし、善行に結びつくような心のうちなる声が聞こえにくくなったら、純粋な気持ちで耳を澄ましてみてくださいね｡

あなたは、どちらかというと悪魔の声に影響されちゃうタイプです｡たとえば、どうしても明日までにやらなくちゃいけないことがあっても、夜中に睡魔があらわれ「YOU!もう寝ちゃいなYO!」なんて耳元でささやかれると、逆らうことはできません｡1時間だけ…のつもりが朝まで寝てしまい、翌日大変なことになってしまうでしょう｡あなたの場合、「どうしようかなー」と悩んだときに、天使ではなく、悪魔が登場してしまうのが難点です｡せめて天使と悪魔が両方登場してくれるといいのですが、判断に迷ったときに聞こえてくるのは、だいたいは楽な方向にあなたを誘惑する声なのではないでしょうか｡悪魔の声に従うと、そのときは楽なのですが、あとで大抵ヒドい目にあいます｡あまりそそのかされないようにしてくださいね｡そして「もうちょっと頑張ろう!」と天使がささやいていないか、よーく耳を澄ましてみましょう｡

あなたが判断に迷ったとき、頭のなかに天使と悪魔が両方あらわれ、さまざまなプランを提案してきます｡たとえば友達とケンカしたときに、天使が「謝っちゃいなよ」とささやくいっぽうで、悪魔が「絶対に許すなよ!」なんてけしかけてくるはずです｡どちらの声に従うかは、じつは気分次第だったりします｡頭では謝ったほうが早く仲直りできるとわかっていても、つい悪魔の声に従ってしまうこともあるでしょう｡でも、天使の声が聞こえるということは、それだけあなたの心が純粋だということです｡天使の声とは、あなたの本心が形を変えてあらわれているものに過ぎません｡世の中には悪魔の声しか聞こえないような人もいるので、せっかく天使の声が聞こえるのなら、もっと素直になることをおすすめします｡大切な判断をするときは、心のうちなる天使に、しっかり相談してくださいね｡

人間、心のうちに天使がいたり、悪魔がいたりするものですが、あなたは天使の声にも悪魔の声にも影響されない我の強さをもっています｡一度これと決めたら滅多なことでは曲げず、信念を貫き通すのです｡天使の声や悪魔の声は、人間の良心や邪心を表現したものに過ぎませんが、あなたにはゆらぎない価値観があるので、天使や悪魔ではなく、自分の判断でのみ行動します｡もし本物の天使や悪魔があらわれても、あなたはあっさりスルーしてしまうでしょう｡悪い言い方をすれば、頑固とか強情といったカテゴリに入るタイプですが、正しい道を選んでいるのなら、直すことはありません｡問題なのは、正しくない道に進んでしまったときですが、あなたなら自分で気づき、自ら軌道修正することができるでしょう｡自分の判断を過信せずに、ときどきは疑ってみることが、判断を間違わないコツです｡