秋といえば、やっぱり夜更かし。「秋の夜長」なんていいますが、秋はものごとをじっくり考えたり、知識を深めたりするのに適した季節です。そこでこの秋におすすめしたいのは、夜長を利用しての読書です。読書といっても、ふだん慣れ親しんだジャンルだけではなく、哲学書や経済書のような、ちょっと難しいものにチャレンジするのがいいでしょう。マンガや小説を読むのも読書のうちですが、いつもの延長線上にならないように、ちょっと背伸びしたジャンルを試すことで、脳が活性化するのです。あまりに難しい本を選んでしまうと、「秋の夜長にグーグー寝る」というフツーすぎる結果に終わる可能性もあるので、眠くなるようなら別の本をチョイスしましょう。読書は人生を豊かにします。この秋をきっかけに、あなたと本との付き合いかたがもっと広がるといいですね。

さわやかな気候の秋は、アウトドアを楽しんだり、旅行に出かけたりするのに最適なシーズンですよね。この秋のおすすめは、ずばり「行楽」です。ふだん出不精な人や、都会派の人は、ぜひこの機会に山野に出かけてみてはどうでしょうか。いつもと違う環境に身を置けば、心身ともにスッキリして、きっとリフレッシュできると思いますよ。とくに、仕事や勉強で煮詰まっている人ほど、思い切って行楽に出かけることをおすすめします。デスクの前でうんうん唸っているよりも、気持ちのいい屋外で感性を解放したほうが、いいアイデアがわいてきたり、悩みが解決したりするものです。どうしても時間がない人は、近くの公園を散歩する程度でも、じゅうぶん気分転換になるはずです。心身ともにリフレッシュできれば、運気も上がってくるので、ぜひ「行楽の秋」を満喫してくださいね。

今年の秋は、いろいろな文化にふれてみるのがよさそうですね。博物館にいって見識を広げたり、海外旅行に出かけて異文化にふれたりと、新しい刺激を受けることで、運気が上がってきそうです。また、映画や演劇を見たり、俳句や川柳を詠んだりと、いつもと違う文化的な行動をとることで、新しい自分に目覚める可能性もあります。最近、人生がマンネリ化しているな…なんて思っている人は、ぜひ試してみてください。ひょっとすると、人生のターニングポイント的な出会いがあるかもしれませんよ。慌ただしい現代社会のなかで、文化が持つ価値は年々軽視されているような気がするのですが、人間を大きく育てる上で、文化的な生活は欠かせません。忙しい人ほど、ちょっと歩みを止めて、ゆったり文化に浸る時間をとることをおすすめします。

今シーズンあなたにおすすめしたいのは、芸術とふれあう秋です。美術館にいって美しい彫像や絵画を見るなど、素晴らしい芸術を身近に感じることで、美的センスがメキメキと磨かれるでしょう。秋の紅葉をはじめとした、美しい景色を眺めるのもおすすめです。キーワードは「美」です。美がこの秋から冬にかけての運気をアップするのに、一役買ってくれるでしょう。美しいものに触発されたら、自分自身でも絵を描いたり、彫刻にチャレンジしたりと、なにか表現をしてみてもいいかもしれませんね。あなたの内面にある願望や悩みを表現することで、「芸術は爆発だ！」的に、心の迷いが吹っ切れる場合もあるでしょう。ひょっとすると、あなたの芸術的才能が目を覚ますかもしれませんよ。日ごろはなかなか芸術と接する機会がありませんが、この秋はぜひ、実りのあるものにしてくださいね。

今年の秋は、アクティブに行動するといいことが起きそうです。とくにおすすめしたいのは「スポーツの秋」をぞんぶんに楽しむことです。もちろん、本格的にスポーツをはじめてもいいですし、ジョギングやヨガといった手軽にできるものでも大丈夫です。体を動かすことで、心身の状態が上向き、運気を呼び込むことができるでしょう。また、スポーツはひとりではなく、仲間と一緒に楽しめば、さらなる効果が期待できます。一緒に汗を流すということは、対人関係を円滑化し、絆を深める効果があるのです。といっても大げさに考えず、たとえばジョギングするときに、ついでに近所の友達を誘ってみる…といった程度でOKです。とくに、体がなまりがちな社会人は、この秋をきっかけに健康的な毎日を手に入れ、心身ともに充実させましょう。

あなたは最近、なんとなく心身がだるかったり、憂うつな気分になったりすることが多いのではないでしょうか。アンニュイなムードが漂っており、どうしても積極的になれません。秋は「スポーツの秋」「行楽の秋」なんて言葉があるように、アクティブなシーズンといえますが、無理やり活動しても、余計に疲れたり、ケガをしたりするのがオチです。なにもしたくないときは、なにもしないのが正解なのかもしれません。あえて動かず、考えごとをするのも、大切な時間ですよね。はらはらと散る紅葉を眺めながら、物思いにふけるのも、秋ならではの過ごし方といえるでしょう。あなたにとってこの秋は、なにもしないで充電するのがよさそうです。もちろん、元気が湧いてきたら、いろいろなことに取り組むべきですが、気が進まないときに無理をしないように気をつけてくださいね。

秋は美味しいものがたくさんある季節。食べ物の誘惑たるや凄まじいものがありますが、それに逆らうのは無粋というもの。ダイエット中の人も一時休戦して、食欲の秋を満喫してみてはどうでしょうか。秋に食欲が増すのは、食べ物が美味しくなることだけが原因ではなく、冬に向けて食料が乏しくなることを察知した本能的な面もあるのでしょう。もちろん、現代は冬場も美味しいものがたくさんありますが、昔はそうはいかなかったのです。そんな本能的な欲求を無理に我慢すると、かえってストレスが溜まりよくありません。美味しいものを食べているときは、脳からいろいろな物質が出て、大変な幸福感を味わえます。きっと、お腹だけではなく、精神的な面も満たしてくれるはずです。もちろん、健康には注意しなければなりませんが、無理な我慢も体に毒ですよ。

あなたの秋は、「女心と秋の空」という言葉のような移ろいやすい日々になるでしょう。秋は気候がよく、いろいろなことに挑戦したくなる季節ですが、いまは何をやってもすぐに飽きるというか、ひとつのことに集中できない運勢となっています。「読書の秋」で本を読んでも、途中で投げ出してしまったり、「スポーツの秋」で朝のジョギングに挑戦しても、三日坊主で終わったりと、どうしても中途半端になりがちです。ただ、移り気な感じがしても、なにかをはじめようという意欲があることは大切です。はじめて、やめて、またはじめて…といった具合に、いろいろ試しているうちに、しっくりくるものに出会えるはずです。「最近、飽きっぽくてダメだなぁ…」なんて思わずに、やりたいことをドンドンやりましょう。

大辞泉によると、「天高く馬肥ゆる秋」とは、『空は澄み渡って晴れ、馬が食欲を増し、肥えてたくましくなる秋。秋の好時節をいう言葉』とされています。あなたの場合「肥ゆる」といっても、体重が増えるのではなく、内面が大きく育つことを暗示しています。あなたの運勢は秋空のように晴れ渡り、あなたがたくましく成長するのを支えてくれるでしょう。運勢的には言うことがない状態なので、積極的に活動したいものですね。秋は長いように思えますが、時期的には9月から11月までの3カ月間なので、悠長なことはいってられません。この運気を棒に振るようなことだけは、避けてくださいね。ただし調子に乗り過ぎると、運が低下する冬場に、思わぬしっぺ返しを食らってしまうかもしれません。自分が順調だからといって、周囲の人々への気配りを忘れないようにしましょう。

この秋、あなたの運勢を一言であらわすのなら「一日千秋」といえるでしょう。大辞泉によると、「一日千秋」とは、『1日が非常に長く感じられること。待ちこがれる気持ちが著しく強いこと』とされています。待ち望んでいるものが、なかなかこない…という歯がゆい思いをすることが多いでしょう。たとえば好きな人に告白して、「少し考えさせて」なんて返事をされ、やきもきする…なんてパターンがありそうです。この時期は、結果が出るのに時間がかかりそうなことは、なるべく避けたほうがいいかもしれませんね。世の中にはすぐに結果が出ないことも多いですが、モヤモヤとした気持ちを引きずっていると、なかなか前を向くことができません。できるだけ「保留」を減らしていくことが、この秋を楽しく過ごすためのコツになりそうです。