あなたは毎朝早くから、会社のために頑張っているようですね。そんなあなたは「コケコッコー」と朝を知らせるニワトリのような社畜といえるでしょう。ニワトリタイプの社畜は、卵を産むニワトリのように、なにかを生み出す能力に長けています。それこそ、会社にとって金の卵を生むようなことも多々あり、卵を産んでいるうちは非常に大事にされるでしょう。しかし、卵を産めなくなると、親戚が遊びに来たときに鍋の具材にされるニワトリのように、処分されてしまうかもしれません。そんなヒドい会社からは、一刻も早く抜け出したほうがいいと思いますが、ニワトリはほかの鳥のように軽やかに飛べないので、ひとつのところに留まりがちです。こうなったらがんばって卵を産み続けましょう。

あなたは仕事に不満を持っていますが、待遇面にはあまり問題を感じていないのではないでしょうか。会社を辞めようとは思わなくても、ときどき「なんだか無為な毎日を過ごしているよな…」という考えが頭をよぎる場合は、ブタタイプの社畜である可能性大です。ブタは毎日、養豚場でおいしくて栄養価の高いエサを与えてもらい、すくすくと大きくなります。一定の大きさになったときに出荷され、ロースなりベーコンなりへとジョブチェンジするのがブタの一生ですが、人間社会では出荷される恐れはないので、あなたは会社でぶくぶくと太らされたまま飼い殺しにされる可能性があります。考えようによっては幸せな人生かもしれませんが、養豚場を出て外の世界で勝負したくなったら、とりあえず身に付いた脂肪を落としましょう。

昔からウマは農耕馬や荷役馬など、人間の生活に欠かせないパートナーでした。現代はウマと家畜として飼うことはほとんどなくなりました。もっぱら見かけるのは競馬場…といった感じですよね。あなたの社畜タイプは、競馬場のウマ、つまり競走馬タイプです。会社内で、それこそ生き馬の目を抜くような戦いが日夜繰り広げられていて、気が休まらないのでは？　上司という名の騎手にムチを入れられ、必死で毎日走っている。獲得した賞金はオーナーである会社の懐にがっぽり。サラブレッドは25歳くらいまでは生きますが、競争に適した年齢は7歳くらいまでです。あなたも今の生活を続けていると、望まないアーリーリタイヤをするハメになるかもしれません。気をつけてくださいね。

あなたの社畜タイプは、人間の日常生活と密接に関わるウシです。ウシタイプの社畜は、大きく「肉牛」「乳牛」の2つに分けることができます。どちらも、良質なミルクやおいしい肉になるための飼料は与えられますが、肉牛の場合は食べごろの大きさになると出荷されてしまいます。乳牛はミルクをコンスタントに出し続けているうちは、大切に飼ってもらえるでしょう。肉牛と乳牛の差は、ただエサを食べているだけか、ミルクという成果を出しているかという点です。あなたが目指すのは、当然、乳牛タイプです。あなたが今、会社で大切にされていないのは、ちょっとミルクの出が悪いからかもしれません。ミルクをバンバン出すことができれば、待遇も変わってくるかもしれませんよ。

あなたは「自分なんて社畜だよ…」なんて卑下しつつも、いまの会社を結構気に入っているのではないでしょうか。もともと従順な性格で、あまり表立って人に反抗することは少ない人だと思います。そんなあなたはイヌタイプの社畜といえるでしょう。「会社の犬！」なんて言葉もありますが、あなたは上司をはじめ自分より立場が上の人には、ついつい尻尾を振ってしまうタイプ。ふだんは「こんなに仕事をさせやがって、バカヤロー！」なんて思っていても、成果を出して上司にほめられると、うれしくてつい尻尾を振ってしまうのです。このタイプは根っからの社畜向きの性格なので、なんだかんだ不満はあったとしても、楽しく社畜ライフを過ごして行けると思いますよ。

あなたは自分のことを社畜と思っているようですが、なんだかんだいって自由にやっているのではないでしょうか。あなたは日本の家畜のなかでもっとも自由きままな存在である、ネコタイプの社畜です。この診断では、ウシタイプとかブタタイプとかニワトリタイプとか、悲惨なタイプの社畜に認定されてしまう人も少なくありませんが、ネコタイプの社畜はかなり恵まれています。ネコタイプは、会社の問題というより、むしろ本人が理想を求め過ぎという面があることが多いのです。ネコタイプの社畜は、そんなに嫌なら会社を飛び出せばいいのに、なんだかんだいってゴロニャンと会社になついて離れません。結局は会社のことを気に入っているのではないでしょうか。でも、それでいいと思います。いまからノラネコになるのは大変ですよ。

あなたは、社畜としてはまずまず充実した暮らしをしているようですね。自分のことを社畜と思ってはいるけれど、勤めている会社はブラック企業なんかじゃ全然なく、待遇にも一応満足しているのではないでしょうか。そんなあなたは、ヒツジタイプの社畜ということができそうです。ヒツジといえば、良質な羊毛をとるために、世界各国で家畜化されていますよね。ウールを刈られて素っ裸にされるのは多少気の毒ですが、牧場で気ままに草を食んでいる姿なんかは幸せそうに見えます。ヒツジタイプの社畜のあなたも、なんだかんだいって会社に搾取されていると思いますが、ブタタイプの社畜のようにロースハムにされるわけではないので、まだまだマシです。ただ、もしあなたの会社がブラック企業の場合、マトンにされてしまう可能性もあるので注意してくださいね。