あなたはとても愛情深く、一人の人だけではなく多くの人に愛情を注ぐことのできる人です。あなたの「愛されたい」願望は、自ら積極的に人を愛することによって満たされるのです。あなたはきっと、周りの人が幸せになってくれることがうれしく、人をもてなすことに喜びを感じるでしょう。「おもてなしの達人」となれる人です。とりわけ、尽くしがいのある人々に尽くすことが、愛されたい欲求を満たすと同時に、自分の価値を高めることにもつながります。先生や社長と呼ばれるような人や各界の名士、組織やグループのなかの尊敬できる主だった人に尽くすような仕事が向いていそうです。そういう選ばれた人だけが集える高級感のあるサロンやお店のオーナーやホスト・ホステスになれば成功しそう。お店を経営するほどの資金がなければ、あなたをサポートしてくれそうな有力者の愛人になるといいかも。あなたなら、自立したプライドの高い愛人になれそう。

あなたは一対一の親密な愛情を求める人。エロースが介在するセクシャルな結びつきを求めます。とても恋愛願望が強いようです。好きになった人には積極的に近づき、自らの魅力を振りまき、誘惑するような態度を取ります。初めは、相手に気に入られようと、相手に尽くし、自分のことより相手のことをまず第一に考えて尽くします。相手の愛情をしっかりつなぎ留めたら、今度はとたんにわがままになり、相手の気持ちを試すようなことをし、「愛しているなら○○してよ」と相手に迫るでしょう。与える愛はいつの間にか奪う愛に大きくシフトし、愛する人にプレゼントをおねだりしたり、自分への奉仕を要求します。嫉妬心や独占欲も強く、すねたり、むくれたり、甘えたりして、相手の気持ちを揺さぶり惹きつけます。女性ならまさに「魔性の女」であり、男性の場合は同じような手練手管で、何人もの女性を誘惑し、自分を愛させる「愛の征服者」になりそう。

あなたは愛し愛されることこそ、本当の愛だと感じている人。にもかかわらず、自分は愛することよりも、愛されることの方を強く望んでいます。つまり、愛されたい欲求のほうが勝っているのです。好きな人から愛されたい、ありのままを受け入れてほしいという気持ちが強く、恋人や結婚相手に対してそのような愛を求めます。しかし、思い通りに愛されないと、欲求不満が生じ、「こんなはずではなかった」「自分は十分に愛されていない」「自分は孤独だ」と感じ、「ほかにもっと愛してくれる人がいるのでは」と、思ったりもするのです。あなたが本当に愛を得たいと思うなら、愛されることよりも、愛することを実践しましょう。今の相手のあるがままを受け入れ、思いやりをもって相手に接しましょう。愛はひたすら求めるよりも、与えることによって、より豊かになるものです。相愛のカップルで幸せになれる人は、互いに相手への思いやりを大切にしています。

あなたは愛を求める人。密かに愛されたい願望を抱いているようです。しかし、愛されることを望みながら、愛に疑いを抱いてもいるようです。自分が好きになった相手のことを、相愛になっても心から信じきれないところがあるのでは？相手がいつ心変わりするかわからない、他に誰かのことを好きになるのでは？自分はいつか見捨てられるのでは？といった不安を感じることがあるようです。その一方で、相手に対するあなたの愛は、わりあい純粋。純粋であるがゆえに、愛に確信が持てないという面があるようです。ちょっと複雑なタイプですね。その複雑さは、愛する人にも伝わってしまうようです。本当はうまくいっているのに、自分から相手を疑うようなことをして、関係がまずくならないように気をつけたいもの。ギリシア神話の愛の神エロスは、自分を疑うプシケーに「愛は疑いとともにはいられない」と言っています。信じることこそ、あなたが愛を得るために必要なこと。

あなたは自分は愛されないタイプだと思っているのでは？そう思うことで自ら愛に背を向けているところがあります。どうして、そんなふうにシニカル（皮肉で、冷笑的なものの見方）になってしまったのでしょうか。自分はもとより、愛が与えられていない、愛されてこなかったという思い込みがあるようです。自分から人を愛そうとしても、拒絶されることを恐れて、なかなか心を開けないのではないでしょうか。周りには、あなたに好意を持っている人もいるのに、あなたを愛し、思いやりをもって接してくれる人もいるのに、心にバリアを張っているのでそれに気付かないのです。実はあなたは、愛について人一倍繊細で、傷つきやすい人なのです。だからこそ、自分が傷つかないように、心をかたくなにしてしまっているのでしょう。そして、「自分はだれの世話にもなっていない」「一人で生きていける」なんて、強がりを言うのです。傷つくことを恐れず、心を開けば愛はすぐそこにありますよ。