あなたは、まるで野生動物のように、自分と他人とを比較して、優劣をつけたがる傾向があります。自分より相手の方が上だとか下だとか、常に意識しているように見受けられます。いわゆるマウンティング女子にも通ずるその姿勢は、オスもメスもなく力こそがものを言うサバイバル環境だったら、大いにプラスに働くでしょう。しかし、いまは平和な時代。そして、あなたが置かれているのは「みんな横並び」を良しとする女性が大半の日本社会です。優劣をつけるようなそぶりを見せると、たちまち性格ブスの烙印を押されかねません。また、優劣をつけたがる性質が災いしてのことなのか、他人を見下すようなところも気になります。見下されて良い気持ちになる人は、一部のマゾを除きごく少数です。多くの人が、あなた自身が見下された時に抱く感情のように、「いつか倍返しを…！」なんて思うことでしょう。余計な敵はつくらないようにしてくださいね。

あなたは、自分を卑下し過ぎて周りを戸惑わせているところがあるかもしれません。簡潔に表現すれば、「自虐ブス」といったところでしょうか。たとえば、実際にはちょっとカワイイぐらいの容姿なのに、「ブス過ぎて辛い…」とか、「は～、もう整形したい」とか、現実にそぐわないことをしばしば言われると、「それもそうだね」なんて流したくもなります。「そんなことないよ」という言葉を期待する自虐攻撃が続いたら、ついつい辛辣な言葉も出てしまうってものです。もし自虐が本心であったとしても、やっぱり自虐コメントは控えましょう。日本には謙遜を良しとする文化もありますが、使いどころを間違えてしまってはダメなのです。自撮りをツイッターなどで全世界に発信しておきながら、「ブス過ぎて辛い」はありません。「私はそんなことしていない」という反論もあるかと思いますが、人間、多かれ少なかれ「自分を卑下して持ち上げてもらう」というテクニックを知らず知らずに使っているもの。いちおう自戒しておきましょう。

あなたには、ちょっと高飛車なところが見受けられます。やんわり表現すれば、意識が高いと言えなくもないのですが、いずれにせよ周囲から煙たがられてしまう危険性は否定できません。とくに女性は女王様気質な人を嫌います。男性にしても、高飛車な言動をご褒美だと受け止められる性癖の持ち主は、それほど多くはないでしょう。また、美意識がちょっと高過ぎるところも気になります。たとえば「まずくて水道水は飲めない」なんてことを普段から吹聴しているのなら、場の空気を呼んで発言を控えることも大切です。あなたは飲めなくても、周りの人は平気でがぶがぶ飲んでいるものです。集団の中にいる時は、周囲のレベルと合わせることも大切。「譲歩したら死ぬ病」にかかっているわけではないのですから、その場の意見だけでも、相手に合わせることを覚えれば、きっと人間関係が楽になると思いますよ。

人は誰しも、多かれ少なかれ相手によって態度が変わってしまうものです。あなたの場合は、ちょっと極端なところがあるかもしれません。そりゃあ、ステータスの高い人に対しては、ついつい良い顔をしてしまう気持ちもわかります。だからといって、極端に態度を変えていては、たとえ相手に実害はないにせよ、本性を探られてしまい、人間関係にヒビが入ることにもなりかねません。たとえ相手がアホみたいに単純な異性でも、あなたが人によってほんの少し態度に変化をつけることに、意外と気が付いています。たとえば、買い物をするとき店員さんに偉そうにしたり、親と話すときの口調が冷たかったり…。自分には優しくても、他人に対する態度の悪い子に対しては、「こいつ、性格ブスかも？」と警戒してしまうもの。ただ、まったく裏表がない人の方が、世の中を生き辛かったりするのも確か。オセロのような白黒の付け方ではなく、もう少しグレーっぽい強弱の加減を覚えましょう。

あなたは人を悪く言い過ぎるところがあるかもしれません。もしかすると、あなた自身は芸人ばりの面白毒舌のつもりかも知れませんが、テレビ番組ではありませんので、他人への批判はできることなら控えた方がいいでしょう。他人に対する悪口ばかりを言っている子は、ものすごい早さで性格ブスの烙印を押されます。たとえ、その場にいる人のことを悪く言っていなかったとしても、度が過ぎる悪口を言う人には警戒をしてしまうもの。基本的に悪口は聞いていて気持ちがいいものではありません。仮にその場にいる人が同調していたとしても、みんな心の中では「私も裏では同じように批判されているんだろうなー」と思っているかもしれません。悪口はガールズトークのなかでも、盛り上がるテーマではありますが、ほどほどが大事です。エスカレートすると、次は自分が批判の対象になり兼ねないので注意してくださいね。

落ち着いてよく聞いてください。あなた自身は、社交的でコミュニケーション能力が高い人のつもりでも、世間からは「かまってちゃん」だと思われている可能性があります。メールやSNSが大好きで、必要以上にコミュニケーションを取ろうとしていませんか？　こまめに連絡をしたり、開けっぴろげになんでも話せたりするところは、まあ良いことだとも言えるでしょう。ただ、相手からのメールの返信が遅かったり、LINEで既読スルーをされたままだったりしたら、ちょっと腹が立つのではないでしょうか。仕事の重要メールではないのですから、気長に待っていれば良いのですが、かまってちゃんタイプな人は、とにかく自分が無視されることに耐えられません。もう少し、かまわれないことにも慣れたほうが、人間関係が円滑になると思いますよ。

あなたは、表面上は良い子です。しかし、それは計算されつくした「良い子アピール」の上で成り立っているものかもしれません。その根底には、性格ブス的な要素があると思われます。たとえば、しょっちゅう合コンに参加しているのにも関わらず、「男の人と話すのは苦手…、恥ずかしい」などと、純情女子をアピールしてはいませんか？　このセリフには、好感度をアップさせると同時に、相手にされなかった時のために、予防線を張るというしたたかさも垣間見えます。また、犬や子どもの話なんてこれまで一切したことがないのに、異性と一緒にいる時には「わ～、かわいい～」などといいながら近寄っていく…なんてことはありませんか？　良い子アピールはするくせに、会計時に財布すら出さないのであれば、それまでのアピールは一瞬で否定されてしまいます。良い子アピをするのならば、もう少し徹底したほうがいいかもしれません。それが無理ならば、自然体でいたほうが、結果的に好感度が高まると思いますよ。

自分のことは棚の上の方にあげておいて、他人に対してはとことん厳しいことを言う。こんなタイプは、ほぼ9割方性格ブスの烙印を押されます。このタイプは、ことあるごとに別れた恋人の悪口を言うなど、過去のことに過剰に執着するという特徴があります。あなたは、この「棚上げ系性格ブス」という、世にも恐ろしいタイプに当てはまる部分があります。棚上げタイプの怖いところは、自覚症状がまったく無い点です。自分の悪いところを棚の上にあげてしまっているため、いつまでたっても問題点を自覚できず、永遠に改善されないのです。しかし、今ならばまだ挽回することは可能です。まずは自分の欠点を棚卸しして、客観的に見つめるところからはじめましょう。