はい！あなたは気持ちがいいほどの体育会系人間ですね！熱いハートと真っすぐな思考。屁理屈を垂れずに、まずは努力の精神論。「努力に勝るものはなし！」で突き進んで行くその心は、草食系が問題視されている現代において、とても貴重な存在でしょう。相手の顔色ばかりを伺い、臆病風に吹かれ何も行動しない人たちの中で、あなたの存在は光っています。頭で考えるよりも、筋肉に聞く。計算高いかけ引きは嫌い。たとえ、バカだとかバカ正直だとか言われても、その行動力と熱いハートは何者にも打ち勝つでしょう。あなたからは、くじけずに何度でもトライすることの大切さを学ばされます。確かに、諦めたらそこで試合は終了ですね。ひとつだけ、老婆心から言わせてもらえれば、なんでもかんでも諦めないのは考えもの。とくに恋愛においては、諦めることも大切です。警察によって強制的に試合終了に運ばれる前に、自ら潔く終了させることも必要です。

あなたは基本的に文系人間でしょう。とりわけ「文学系」とでも言いたくなるほど、言葉の表現力が豊かです。世間では、「文系人間は1のことを10にして話す（大げさなんだよ…）」という声もありますが、褒め言葉と捉えてください。あなたにかかれば、ただの遅刻だって情感あふれる場面へと早変わり。理系人間が「遅刻しました」と結果だけを告げるのに対し、あなたは「改札を通った時に違和感が漂っていたのですが、いつも乗車する電車がそこになかったんです。改札で逡巡していたご婦人に目を奪われている間に通り過ぎてしまったのではないかと…」などといろいろと付け足して説明します。遅刻以外のところに相手の意識をとばすテク、というか物事を曖昧にする力は流石としか言えません。しかし相手が体育会系だった場合は、巧みな表現を用いたところで「屁理屈垂れるな！」の一喝で終了させられるので注意しましょう。

おそらくあなたは典型的な理系人間でしょう。何事も頭で受け止め、頭で考え、それから動く。脳内で物事をこねくり回す文系人間や、すぐに行動で示してしまう体育会系人間とは異なり、あなたはいつだって冷静沈着です。自分のことを客観的に見ることができるので、アート系人間がやりがちな“自分自身でも説明のつかない不思議な言動”をやらかすことはないでしょう。ただし、その冷静沈着さは場合によっては、冷徹人間と評されるかも知れません。とくに恋愛における男女間のケンカでは、たとえ相手が感情的に支離滅裂なことを言ったとしても、理論的に指摘するのはやめましょう。ましてや、ホワイトボードにお互いの発言内容やこれまでの経過を事細かにまとめて提示し、論じるようなことは絶対にダメです。さらに相手を激情させ、取り返しのつかない結果を招くことになるだけです。相手との関係を今後も続けたいと考えるのなら、曖昧にすることも大切です。

あなたは芸術性豊で個性際立つアート系人間です。そんなあなたは、常に新しく斬新な発想で周囲を退屈させないことでしょう。学問の分類においては「文系」として一括りにされてしまいますが、そこに属する人間の性格は若干異なります。例えば、物事を既存の言葉をもって解りやすく伝えようとするのが、普通の文系人間ですが、アート系は独自のフィルターを通して、オリジナリティあふれる表現でユニークに伝えてくれるでしょう。常識の枠なんて飛び出してしまうほどの発想力と行動力をもつ人が多く、独創性は並のレベルではありません。「我道を行く」のは体育会系人間だと思われがちですが、最後まで突き進むのは実はアート系人間。上下関係など飛び越えた人間関係を築きます。しかし空気を破壊する力も並ではなく、周囲との温度差を生むこともあります。己の価値観を信じられるのは強みですが、たまには周囲に合わせることも必要です。

あなたは帰宅部系人間です。ちょっと聞こえが悪いかも知れませんが、あなたはまだ何者にも染まっていない、言うなれば無色透明な存在です。一般的に、部活動は似たような性質の人が集まったり、その部活動の性質に染まっていったりするものですが、あなたはどこに所属しようとも、深くは染まらないでしょう。もしかすると、「何系」なんて言葉で縛ることはできないのかも知れませんね。一説によると、その自由さから「帰宅部系はニート予備軍」などと言われていますが、そんなことは気にしないでください。だって「あなたというジャンル」なのですから。