あなたは海を我がもの顔で泳ぎ回るサメタイプです。サメと聞いてがっかりした人もいるかもしれませんが、単に獰猛だから…というわけではないので安心してくださいね。サメは常に泳ぎ回っていないと、揚力が不足して沈んでしまいます。アクティブなあなたも、サメのように活発に行動していることと思います。いっぽうで、体調を崩したり落ち込んだりして活動が少なくなると、どんどん気持ちが沈んでいく傾向があるので注意しましょう。また、一口にサメといっても、ハンマーのような頭をしたシュモクザメから、巨大だけどおとなしいジンベイザメまで、その種類はさまざま。人を襲うようなサメは、じつはそれほど多くないのですが、サメと名が付くだけで、恐れられる気の毒な生き物です。サメタイプのあなたも、見た目のイメージだけで判断されやすい傾向があるので、誤解されないような印象作りに気を配りましょう。

あなたはホタテタイプです…といわれても、あまりうれしくない人が多いかもしれませんね。なぜ貝に例えたかというと、あなたの美点である口の堅さを表現するためです。自分では特に口が堅いと思っていなくても、普通の人は総じて口が軽いもの。あなたなら絶対にしゃべらないようなゴシップやウワサ話を、ペラペラ振りまくのが人間というものです。あなたの口の堅さは、きっと真面目な性格からきているのでしょう。口が堅いなんて、たいした美点ではないと思うかもしれませんが、信頼感や誠実さを裏付けるものでもあるのです。また、ホタテはノンキに海底に転がっているだけのように見えますが、意外と機敏なところがあり、天敵に襲われると、カラをバタバタさせて泳いで逃げることもできます。あなたもイザというときは、ふだんとは違ったパワーを出せる人です。仕事のパートーナーにするには、うってつけのタイプかもしれませんね。

あなたは粘着質なところがあるようですね。海の生き物でたとえるとタコです。タコタイプといわれたからといって、真っ赤になって怒らないでくださいね。粘着質は悪いことではなく、よく言えば粘り強いともいえます。なにごとにも淡白な人が増えた昨今、吸盤で吸い付くがごとく、ものごとに密着して取り組めるあなたは希有な存在です。ひとつのことに集中できるタコタイプですが、やや引っ込み思案なところがあります。タコツボのように安全な場所でまったりとせずに、なにごとにも積極的に打って出ることを心がければ、より充実した粘着ライフを送れるでしょう。また、タコは意外と獰猛なのですが、あなたもかなりの闘争本能を秘めています。タコは、あんなにグネグネとした体つきなのに、触手のほとんどが筋肉という力持ち。あなたも心の筋肉がしっかりしているので、闘争本能に火がつくと、とてつもない大仕事をやってのけるかもしれません。

あなたは目の前に美味しそうなものがあると、あとさき考えずに食いついてしまうダボハゼタイプです。かなりそそっかしいように思われがちですが、「とにかくやってみる」という姿勢は、今の時代とっても大切。失敗を恐れずにチャレンジするガッツは、賞賛されるべきことでしょう。辞書を引くと、「ダボハゼとは小さいハゼを軽んじた呼び方」とあります。小さくて愛嬌がありながら、体に似合わぬ大きな口をあけて獲物を狙うダボハゼタイプは、相手を油断させるところに神髄があります。あなたも人からどう思われようが、虎視眈々と美味しいものを求めることで、どんどん成長することができるでしょう。なお、ハゼの種類は多彩で、2000種類以上のバリエーションがあります。地味なイメージのさかなですが、美しい模様の種も多いのです。あなたも自分だけの模様を磨いて、人生を美しく彩りましょう。

あなたは「キング・オブ・さかな」のタイタイプ。お正月には欠かせない、おめでたいさかなですが、あなたも華やかなオーラをまとっています。「海老で鯛を釣る」、「腐っても鯛」という言葉もある通り、さかなの中でも別格扱いなタイ。そのため、お高くとまっているイメージを持たれがちですが、じつはタイは意外と悪食。スイカの皮をエサにタイを釣ることもあるほど、なんでも食べてしまうのです。人間でいえば、包容力があるタイプといえなくもないですが、ちょっと許容範囲が広いというか、大雑把なところがありそうです。タイタイプのあなたも「意外とがさつだな」なんていわれないように気をつけましょう。持ち前のオーラをいかすためには、TPOに応じた立ち居振る舞いを身につけることが大切です。一口にタイといっても、クロダイやイシダイなどいろいろな種類がありますが、どうせなら王様中の王様であるマダイ的なポジションを目指しましょう。

あなたは大勢でいると力を発揮するイワシタイプです。さかなへんに「弱い」と書いて鰯となるように、あまり力強いイメージはありませんが、大きな群れの迫力は圧巻です。群れていないと何もできない…なんて思わずに、組織の中に居場所を見つけることの価値を見出しましょう。大きな組織の一員になると、ひとりのときよりも、当然大きな仕事ができるようになります。考えてみれば、日本人のほとんどはサラリーマン。つまり、イワシタイプの人が全力を出せるような環境なのです。個人主義の欧米だと、こうはいかないかもしれません。日本のイワシでよかったですね。大きな群れになると、大型のさかなでも手出しできないイワシですが、群れから離れると、パクリとやられてしまいます。つまり個人プレーに弱い傾向があるので、信頼できる仲間たちをいかに見つけるかが、人生を充実させるポイントになりそうです。

あなたは、とってもかわいいクリオネタイプ。「流氷の天使」なんて呼ばれていますが、冷たい海の中に漂うけなげな姿は、小さくても力強い美しさがあります。あなたもクリオネのように、みんなから人気を集めていると思いますが、他人から見られるイメージと、自分の内面に、少しギャップを感じているのではないでしょうか。「繊細」とか「純粋」といった風に見られがちですが、実際は腹黒いところもあるはず。クリオネがエサを食べる姿は、キュートな外見が一瞬にしてエイリアンのように変貌することで知られていますが、見た目だけのイメージなんてそんなものです。ふだんは隠されている分、意外な面を知ると人はびっくりしますが、それもあなたを形作る一要素です。隠そうなんてすると、あとあと面倒くさいことになるので、ふだんから腹黒い部分を小出しに見せておくといいでしょう。自分に正直に生きることがストレスをためない秘訣です。

あなたはとってもノンキなマンボウタイプです。体長が3メートル以上にもなるマンボウは、だだっ広い外洋をプカプカと漂っているというイメージがありますが、あなたもきっとマンボウのように物怖じしない性格なのでしょう。あなたは並外れた大物感を持っていますが、その反面、状況に流されやすいところもあるようです。どーんと構えているように見えて、じつは何も考えていないだけ…なんてオチも多いのではないでしょうか。しかし、何も考えていないにせよ、状況に身を委ねることができるのは、度胸があってこそのこと。ぜひ、ほかの人には真似できない、スケールの大きな生き方を目指してください。ちなみにマンボウは3億個もの卵を生むことで知られていますが、これは大きく成長する個体が極端に少ないため。「数打ちゃ当たる！」的な発想ですが、多数の失敗をものともしない生存戦略は、学ぶべきものがありそうですね。

あなたは砂地に隠れるカレイタイプです。なんとなく陰の薄いムードを漂わせますが、「出る杭は打たれる」という悪しき習慣のある日本社会においては、賢明な生き方なのかもしれません。自分では意識していなくても、ときどき存在感がなくなってしまうのがカレイタイプの特徴です。一見、ソンな気もしますが、派手でもないのになぜか目立ってしまい、お説教や八つ当たりの矛先になる人よりかは100倍トクといえるでしょう。とはいえ、もっと目立ちたいという願望を持っている人もいるかもしれません。カレイタイプは地味なところが味なのですが、どうしても派手路線がいいという人は、髪型やファッションを変えるところからはじめてはどうでしょうか。見た目が変わると、行動も変わるもの。水玉模様やキンピカのカレイがいても、それはそれで面白いかもしれませんね。

あなたはツンツンのトゲで身を守るウニタイプです。ちょっと臆病なところがあり、過剰な防衛本能を持っています。確かに自分の身は守れているのですが、あなたのトゲによって、周囲の人を傷つけているかもしれません。優しくアプローチしてくれる人には、ツンツンのトゲを引っ込めて、怖がらずにあなたの内面を見せてあげるといいでしょう。ウニの仲間は「バフンウニ」に代表されるように、イケていない名前をつけられた種が多いのですが、とっても美味なのはご存知の通り。ウニタイプのあなたも、パっと見では「野暮ったい」なんて思われることもあるかもしれませんが、内面はとっても魅力的です。もっと自信を持って、あなたの魅力をアピールしましょう。ただし、世の中にはウニ嫌いな人もいるように、あなたと相性が悪い人もいます。海鮮丼におけるウニとイクラのようなベストパートナーが見つかるといいですね。