あなたはスーパーカーブームを牽引した存在といっても過言ではない「ランボルギーニ・カウンタック」タイプです。ワイドな幅とメチャ低い車高、そして上部に跳ね上がるドアと、どれをとっても子どもたちの心を鷲掴みする存在でした。カウンタックタイプのあなたも、ド派手なことが大好きで、きっと周囲の人気者だと思います。カウンタックといえば、最高時速300キロという超絶性能でも話題を集めましたね。でも、これはちょっと盛った発表で、実際は最終モデルの「25th アニバーサリー」でも、300キロに少し届かなかったといいます。あなたも、ちょっと自分の実力を盛り過ぎというか、自分を良く見せようとする傾向があるため、妙なウソがばれて大惨事にならないように注意してくださいね。

あなたはイタリアとアメリカの精神が融合した「デ・トマソ・パンテーラ」タイプです。イタリアのモデナで生産されたモデルですが、フォードの5.8リットルV8エンジンを搭載。大排気量エンジンが生み出す圧倒的なパワーと、舌を噛みそうになる名前で、一躍人気を集めました。いっぽうで、コストダウン戦略にも力が入っており、当時のフェラーリやランボルギーニの半額という低価格を実現。イタリアとアメリカの血が流れ、しかも低価格となれば、モテないわけはありません。デ・トマソ・パンテーラタイプのあなたも、さぞかし異性からモテることでしょう。ただ、イタリアの洒脱さとアメリカのワイルドさを受け継いでいるような人ならいいのですが、両者のいい加減なところばかり引き継いでいる人は、単なるダメ人間扱いされる可能性もあります。いまモテていない場合は、自分を見つめ直しましょう。

スーパーカーブームが絶頂を迎えるなか、ランボルギーニ・カウンタックと人気を分けたのが「フェラーリ・512BB」です。世界最速を巡ってカウンタックと火花を散らしたライバル関係に、当時の子どもたちは熱い視線を注ぎました。フェラーリ・512BBタイプのあなたも、カウンタックのような良きライバルがいてこそ輝くような人です。競争心が強いというか、自分を燃え上がらせてくれる人がいれば、どんどん成長するような素質を持っています。いっぽうで、最高時速300キロを謳ったカウンタックに対抗して、最高時速302キロを打ち出した512BBのように、ちょっと数字の盛り方がセコいというか、勝つためなら手段を選ばないところがあります。まあ、カウンタック自身も数字を盛っていたことがあとで判明したので（実際は最終モデルでも300キロに届かず）、お互い様かもしれませんね。

あなたは日本人みたいな名前で親近感を集めた「ランボルギーニ・ミウラ」タイプです。あなたが三浦さんなら、明日から「三浦乱簿留議伊煮」と改名してもいいレベルです。でも、このミウラという名前は、伝説的な闘牛の牧場からとられたものだそうです。このクルマ自身、ハンパない爆音と280キロものスピードで、闘牛も真っ青な存在感を示していましたよね。ミウラタイプのあなたも、その内面には非常にパワフルな魂が鎮座していることと思います。ただ外面はスマートで、けっこうオシャレが似合うタイプなのではないでしょうか？　そのあたりも、マルチェロ・ガンディーニがデザインしたミウラのように、優美なところが似ているといいですね。もし外見も猛牛みたいな人だったら、大変失礼しました。

あなたは、ちょっと通好みなスーパーカー「ロータス・エスプリ」タイプです。1976年に登場した初代のS1以来、さまざまなタイプが販売され、2004年の生産終了まで30年近いロングセラーになりました。英国風のデザインが目を引いたものですた。ロータス・エスプリといえば、ボンドカーとしても注目されましたよね。映画『007』のなかで潜水艦に変形したシーンは衝撃的でした。ロータス・エスプリタイプのあなたも、ボンドカーのように臨機応変というか、状況に合わせて変化できるところがあります。時代に合わせてモデルチェンジしたエスプリのように、息の長い活躍が見込めるタイプといえるでしょう。ジェームズ・ボンドのような相棒を見つければ、鬼に金棒です。

あなたは1973年当時、ドイツ最速を誇った「ポルシェ911 カレラRS」タイプです。911シリーズとしては、最初にカレラと名付けられた記念すべきモデルです。500台の限定生産の予定でしたが、世界中から多くの注文が寄せられ、追加で1000台以上も生産されたという逸話が残っています。もともとレース用に使うベース車両としてつくられたため、その性能は折り紙つき。ポルシェ911 カレラRSタイプのあなたも、平凡な日常をレース仕様の能力でかっ飛ばしているのではないでしょうか。ただ、あまりに生き急いでいると、人生の赤キップを切られてしまうかもしれません。いくらスーパーカーでも、公道はゆっくり走らなければいけないように、ときには周りの人と歩調をあわせることも大切ですよ。