残念ながら、あなたは正真正銘のチキンです。「箸が転んでもおかしい年頃」という言葉がありますが、あなたは「箸が転がってもビビってしまう」ようなところがあります。ちょっと物音がしただけでも、体がびくっと反応してしまう。普通の人なら全然なんともないようなことでも、あなたの脳の危険回路が警報を発し、「危険デス！ 回避セヨ！」と命令を送ってしまうのです。危険回路が発達しているというより、ポンコツになっていると考えた方がいいかもしれません。その証拠に、お酒を飲んでいるときなど、危険回路がオフになっている時間は、チキンなところが全然ない一般人のように振る舞えていると思います。ただ、いつもお酒に頼っていると、単なるアル中になってしまうので、別の対策を講じることをおすすめします。とりあえず危険回路が警報を発するたびに、「これは誤作動だ」といった感じで却下していくと、そのうち体が慣れてくるでしょう。

あなたは真性チキンではありませんが、大事なところでチキンになってしまう残念な人です。たとえば、あなたが男性だとして、好きな女性と一緒にいるときは、チキン化のリスクが高まります。2人で道を歩いていると、頭の悪そうな集団が道端にたむろしていて、きょどってしまったことはないでしょうか。好きな人や大事な人の前で、チキンだと思われたくないあまりに、逆にチキン的な振る舞いをしてしまうのです。関西風にいうと「ええかっこしい」なところがあるので、できるだけ飾らない自分を心がけた方がいいでしょう。気を抜かない程度に格好をつける…くらいでちょうどいいと思います。異性の前だけではなく、大勢を相手にプレゼンしたり、結婚式でスピーチしたりするのも大の苦手なので、少し「人から見られている自分」に課すハードルを下げてみるのがおすすめです。

あなたは結構なチキンですね。といっても、根っからの臆病とか、見境のないビビりとかではなく、慎重さが過ぎるあまりにチキンになってしまっているようです。たとえば道ばたに千円札が落ちていたとします。普通の人なら「ラッキー♪」とあっさり拾うかもしれませんが、慎重なあなたは「なぜあんなところに千円札が…？」→「ひょっとすると罠？？」→「自分が拾った瞬間、恐い関西弁のお兄さんが出てきて、『ワシのカネ、勝手に拾うなやぁー！』恐喝されるに違いない！！！」と驚きの発想力を見せてしまうのです。あなたは現実にはないものを、勝手に想像してビビっているようなところがあります。ちょっと脳の感度が良すぎるため、もう少しフラットな精神状態になることを心がけたほうがいいでしょう。脳の危険回路のボリュームを、ちょっと下げてみてくださいね。

あなたはチキンではありません。臆病だったり、度胸がなかったりすることは全然なく、普通の感度で物事に反応します。ただ、人からチキンに見られてしまうことは、けっこう多いのではないでしょうか。自分としては全然ビビっていないのにチキンと思われる…なんだか不名誉なことですよね。なにかチキン的なオーラが出ているとか、温水洋一的な風貌をしているとか、外面的な原因があるのだと思います。対策としては、いつもより5割増しぐらいで堂々と振る舞うことを心がけてください。普通の人なら「あいつ偉そうだな」みたいな感じになるくらいでも、チキンムードが全身から漂うあなたなら、ちょうどいいくらいだと思います。いつも堂々とした態度をキープしていてくださいね。

おお！ あなたにはチキン的なところがまったくありません。チキンというより、むしろタカやワシのような猛禽類。チキンを狩る側の立場にいる人です。「なんでこの診断を受けたのか？」という疑問すらわいてくる人ですが、あなたには、か弱いチキンにもっと優しくなることをお願いしたいです。チキン的要素のカケラもないあなたにはわからないかもしれませんが、臆病な人や繊細な人は、ちょっとしたことにもビビります。あなたがほんのり眉間にしわを寄せただけで、怒っているのかな…とビクビクしているのです。もうちょっと柔らかなイメージを心がけて、イライラすることがあっても、できるだけ外面に出さないようにましょう。こんな診断結果が出ても決して怒らず、なにごともなかったようにスルーしてくださいね。

うーん、あなたは中途半端なチキンのようですね。人並み以上にビビリなところはあるのですが、チキンというほどではありません。ニワトリでいえば、半分くらい羽をむしられたような状態です。とくに何の対策もしなくて大丈夫ですが、今後の展開次第では羽が全部抜け落ちて、立派なチキンになるかもしれないので、ちょっと環境には気をつけたほうがいいでしょう。「類は友を呼ぶ」ということわざがありますが、養鶏場に詰め込まれたブロイラーのように臆病な人たちや繊細な人たちとずっと一緒にいると、あなたまでチキン化してしまう恐れがあります。チキンな友人が多い場合は、あえてジャイアンやブタゴリラみたいな豪快な人とも付き合ってみるなど、交友関係のバランスをとってみてください。